ぬいぐるみの供養
ぬいぐるみ処分の依頼
先日年配のご婦人から「ぬいぐるみ」を処分したいと相談の電話をいただきました。ご自宅へ伺うと、広い敷地に立派な日本家屋が建っていました。中へ入ると長い廊下やたくさんの部屋、ぬいぐるみのある場所へ案内していただく間、きょろきょろしてました。通された部屋には20畳ほどあるでしょうか広い和室でしたが、人間の子供ほどはある大きなぬいぐるみたちが占領していました。クマやウサギ、犬や猫、アザラシやイルカ・・・・手作りと思われるドレスを着ているものもありました。
詳細をお聞きすると、お嬢さんが生まれた時から遊んだり、買ってもらったりしたぬいぐるみが全部取ってあるそうです。小さいものまで入れると100体以上はありそうです。事情はお聞きしませんでしたが、全部処分したいとのご依頼でした。とはいえ、ゴミとして捨てるには忍びない、何か方法はないかと思案し、当社へご相談いただきました。量はともかく、同じ悩みを持たれている方も多いと思います。そこで、どのように人形やぬいぐるみなど愛着のあるものを処分すればよいかを調べてみました。
寄贈
例えば、幼稚園や保育園など小さいお子さんの通うところ、小児科などの病院、海外の発展途上国（支援団体へ連絡）など、また、子供たちだけではなく、大人も楽しめるような展示施設なども考えられます（ぬいぐるみミュージアムなど）
元の持ち主は大人になり必要なくなったり、捨てようとしていたぬいぐるみが、必要とする誰かの手元にわたり、再び脚光を浴びる、というのは素晴らしいですよね。
リサイクルショップへ買い取ってもらう
寄贈は無料ですが、リサイクルショップに引き取ってもらう方法だと、状態がよければ有料で買い取ってくれます。あとは店頭で新しい主を待つことになります。ちなみに、売れ残ったとしてもそこから寄贈するということも可能ですので最終的にはどこかで、役に立っているのではないかと思います。
ネットオークション
近年ではネットオークションなどを使って売り買いも可能です。希少価値が高いものや、人気のキャラクターは高値が付くこともあるようです。 発送の手間が少しかかりますが、大切にしてきたぬいぐるみの次の主が直接わかるので安心という側面もありますね。
一般ごみとして処分
自治体指定のごみ袋に入るのであれば、一般ごみとして廃棄可能ですが、大型のものは各自治体の分別方法に従い処分してください。また、愛着があり心苦しいと思われる場合は、お清めの塩をしたうえで処分されるといいかもしれません（もちろん感じ方は人それぞれですが、個人的には私も感謝を伝えながらお清めのお塩をして一般ごみとして出したことがあります）
不用品回収業者へ依頼
小さいぬいぐるみと飾り棚なども併せて処分したい場合は不用品回収業者に依頼されるほうがよいでしょう。また、大型のぬいぐるみに関しても 自宅の中から運び出してくれますし、便利だと思います。
供養
「そんなに簡単に手放せない」という方は、お焚き上げや供養をしてもらうという選択肢もあります。お近くに常時供養を行っているお寺や神社がない場合も当社にてご紹介可能な場合もありますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
いろいろ方法はありますが、ご自身の気持ちに正直に、最後まで「今までありがとう」という気持ちで、さよならしてあげると、またいい出会いがあるかもしれませんね。ちなみに、今回ご依頼の大勢のぬいぐるみたちは、一部を寄贈、その他寄贈もリサイクルもできないものは当社にて引き取り処分、特に思い入れが強いものは供養の上で処分することになりました。
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