電磁波と家電の整理
電磁波と家電の整理との関係性とは
最近体調がなんとなく悪いんです。頭痛やだるさがあって、毎日ではないのですが原因がわからずにいました。熱中症かな、それとも他の病気かなと心配になりいろんな課の病院を受診したのですが、特に異変はありませんでした。動けないほどではないけれど、すっきりしない毎日でした。そんな中、リピーターのお客様から廃品回収の仕事が入りました。
昔から廃品回収の仕事の依頼の中には引っ越しに伴う家電や家具の処理はよくあることです。引っ越すことになったので電化製品を回収しに来てほしいと依頼です。近年はガスを使わず、電機だけで調理も湯沸かしもすべて賄えるような住宅が増えてきていると感じます。ご依頼のマンションもオール電化の新しいマンションでした。室内に入ると急にあの頭痛に襲われ、耳の奥がキーンとしました。とはいえこれくらいで仕事を投げ出すわけにはいきません。お客様と運び出す家電製品や家具のある場所へ行くと、吐き気やめまいまでしてきました。応援を呼び何とか二人で引き取りは完了しましたが、この体調の変化がこのマンションに関係するのではないかといろいろ調べてみることにしました。
電磁波過敏症
聞きなれない言葉でしたが、生活圏の中にある電磁波を浴び続けると体調不良となってしまう症状のことを指すようです。日本では病気として認められていませんが、私のように苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。一方海外では電磁波過敏症を正式な病気ととらえている国もあります。日本だけの問題ではなく、世界中に苦しんでいる人が存在し、その研究も進んでいるそうです。
そもそも、ウィリアム・レイ博士（アメリカの医学者）により命名、研究され、代表的な症状をまとめられています。このような症状を日常的に感じている方は（もちろん他の病気の可能性もあるので断言はできませんが）一度、電磁波過敏症を疑ってみてはいかがでしょうか。
- 頭痛
- 疲労
- 精神的ストレス（いらいら・抑圧・不安）
- 睡眠障害
- 筋肉痛
- 集中力の低下
- めまい
- 吐き気
- 動悸（どうき）
- 消化器の障害
- 皮膚症状（チクチク・灼熱感・発疹など）
- 目の渇き
ではその原因となる電磁波を発生するのが、太陽光線、高圧送電線や変電所、電柱、電化製品、テレビ・ラジオ・携帯電話などの電波など。人間が現代文明の中で生きていくためには不可欠なものから発せられています。もちろん電磁波を浴びたからといって必ず電磁波過敏症になるわけではありません。また、現代文明以前から人類は電磁波を浴びながら生活をしてきたわけです。電磁波自体が極めて有害であるとは言えません。ただ、その種類や浴び方、個人の体質・体調によって不快な症状を発症する可能性があるということ、つまり電磁波をなくすというより、付き合い方が大切だといえます。 調べていくうちに、特に気になる電化製品が出てきましたのでお伝えします。生活に密着し、ないと困るものばかりです。
- 電磁調理器（ＩＨクッキングヒーター）
- 電子レンジ
- ミキサー
- 電気ストーブ
- オーディオ類
- 乾燥機、洗濯機
- ホットプレート
- エアコン
共通点として消費電力が大きいと比例して電磁波も大きくなるようです。 また、電磁波の強さはそれほどでもなくても長期間使用することで電磁波を浴び続け、体調へ影響を与える可能性が高い電化製品もありますので注意が必要です。
- 電気毛布
- 電気敷き毛布
- 電気カーペット
- 電気こたつ
- パソコン
- 携帯電話
- ドライヤー
盲点としては、壁や天井、床などに埋め込まれている配線らも電磁波は発生しています。 では電磁波を防止する方法はないのか？切実な問題です。 一番は電磁波を浴びないようにすること。とはいえ完全カットは不可能ですね。少しでも防止することが大切です。そもそも電化製品の電磁波は１ｍ程度離れれば届きません。アースをつけることもお勧めします。また電磁波ブロックのエプロンやシート、フィルム、塗料などもあるようです。試してみるもいいと思います。
今回ご依頼いただいたお客様も、オール電化のマンションから引っ越しし、家電製品も必要最小限にするからと言われていました。便利な生活は捨てがたいところですが、健康のためにも今ある家電製品を整理してみるのは必要だと思いました。
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