江戸時代のリサイクルについて

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江戸時代のリサイクル

不用品回収用トラック

江戸時代のリサイクルはどのぐらい普及していたのか?

歴史に学ぶ不用品回収と廃棄物処理シリーズにて、第一弾、第二弾をお読みいただきありがとうございます。さて、第三段ですが、ごみ処理やリサイクルによって発生する料金に着目したいと思います。

現代日本では「循環型社会形成推進基本法」という法律で、「適正な役割分担」ということを規定してあります。廃棄物・リサイクルの問題とは、廃棄物を出す人、分別する人、収集する人、最終処分する人とれぞれが役割を分担して、行うことが必要であり、費用負担をどのようにしていくかは主要な課題でもあります。

  1. 公設のごみ捨場を市街地の外に指定
  2. ごみの収集・運搬・処理は指定を受けた請負人が行う
  3. 費用は町で負担

江戸時代の費用負担は?

江戸時代の費用負担はどのようにしていたのでしょうか?当時は指定のごみ捨て場まで、請負人が船で運んでいたのですが、その費用は幕府により各町で負担するように決められていいました。初期には町によっては負担割合が違っていましたが、後期には定額となりました。

とはいえ、そもそも廃棄物の量が少ないこと、徹底的なリサイクルが進んでいたとを考えると、その費用は決して高いものではなかったようです。

では、現代の不用品にあたる壊れたものや必要なくなったものは、町による費用負担で処理してくれたかというと、そうではありません。徹底したリサイクル社会であった江戸時代は多くの職人によるリサイクルが行われていました。その職人は例えば、瀬戸物焼き接ぎ、鋳掛屋(鋳物製品の修理)、雪駄・下駄直し(履物修理)、提灯の張り替え、羅宇屋(キセルの掃除や修理)、研屋、錠前直し、臼の目立て、そろばん直しなど。

処分費用は無料?

そして、ゴミを資源に変える徹底した職業がありました。もちろん買い取りや捨てられたごみを集めてリサイクルしますので、江戸の町民にとっては、捨ててしまうゴミではなくお金を生みだす資源だったのです。例えば、紙くず拾い・紙くず買い、古紙問屋、古着屋、端布屋、灰買い業者、下肥買い業者、古傘買い業者、ろうそくの流れ買い業者、すき髪買い業者、献残屋(武家向けのリサイクル)、ほうき買い、馬糞拾い、木っ端売り、付け木売り(マッチ)など多くの職種と業者に分かれて、商売も成り立っていたのです。

現代はまだまだ江戸時代ほどの循環社会には到達していません、その途中です。不用品はお金を払って引き取ってもらい、処分費用もかかります。だからこそ、お客様の立場に立って仕事をしたい、循環社会の構築の一助になりたいと思いました。今も昔も限りある資源を使って生活してきたのが人間です。江戸時代の人々の生活やその意識には見習いたいものです。

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