部屋の整理
家や部屋を整理する手順とは
仕事柄ごみ屋敷の不用品片付けなど伺うことも多いのですが、ごみ屋敷とまではいかなくても整理整頓が上手な方と、そうでない方では不用品の量も違います。お客様から「かたずけたと思ったらすぐ散らかるの」や「もし必要な時に足りなかったらと思うとついつい安い時に買ってしまうの」など相談されることもあります。
そこで今回は、どのような順番でかたずければ整理整頓でき、不用品をため込まずに済むのかをまとめてみました。「私には無理・・・」と思わず、とりあえず順番に沿ってやってみて下さい。多くのことは考えず、1つずつ順番をクリアすることを目指すと案外スムーズに出来てしまいますよ。
目的や理由
かたずけだけではありません、何事も行動に移す前に目的を明確にすると、途中で挫折しそうになっても最後まで頑張れるものです。なんとなく手近な所から整理をはじめても最後まで完結できない可能性が高いです。とはいえ、その目的も理由も十人と色！
例えば、 「探し物をする時間を減らしたい」、「広い部屋や空間でゆっくり過ごしたい」 「このままでは自宅に他人を呼べない、恥ずかしい」など、実際のお客様からお聞きしたことがあります。かたずいた部屋や家だったら、何ができるか、どんな気持ちになるかを想像するとワクワクする目的が見つかると思います。
今の自分に必要か
今持っている多くの「もの」はいつ使いますか？日常生活に常に使うもの、冠婚葬祭でしか使わないもの、記念に保管しているもの、生活や心を豊かにしてくれるもの・・・いろいろ分類できると思います。
おかたずけの専門家が推奨するのが、「使う」「使わない」「迷い中」の3つのダンボールを準備し、収納スペースに入ってものや片付けたいもの全てを仕分けていきます。一回で終わらせようとしなくてもいいんです。何度も納得いくまでやり直してください。悩むたびに目的や理由を思い出しながらすすめると、冷静な状態で向き合えますので適切な仕分けができてきます。
ストックは適度な量か、多すぎないかチェック
毎日使う食器やタオル、衣服、洗剤などなど、油断するとストックがどんどん増えていませんか？安かったから、貰い物だから、買い置きすることが当たり前と思って育ったから・・・など理由はいろいろありますが、その量が多すぎて今の暮らしを圧迫していないでしょうか。普段使うものはもちろんストックも必要な数だけ持つという考え方が大切です。まずは、現在の数・量を確認して、生活状況に応じた(家族の人数や1か月の使用量など)適正な数だけ残しましょう。
用途別に整理
例えば、キッチンで使うものはキッチン周りに収納、寝室で使うものは寝室周りになどその物の使い方に応じた場所の周囲に配置できるよう分類します。
収納スペース確保
実際に生活する場面、動線を考えながら、「ものを取り出しやすく、戻しやすい場所」に収納できるよう場所を確保しましょう。収納ボックスも中身が外から確認しやすい半透明のものや仕切りなどで細かく整理できるようにします。
また、逆に見せる収納という事で色や素材、大きさに統一感のある収納ボックスや籠などを使って整理するのもいいと思います。高いところ、踏み台や脚立を使わないと取れないようなスペースには、普段使わないが必要なものを収納した方がよいでしょう。
実際にものを収納
さてここで再度、かたずけの目的や理由を思い出してみましょう。目的に沿った形に残せていますか？大丈夫と思えたら、実際に収納していきます。もし収納しきれない場合、すぐ使うのもか、ストックなのか、など再度分類し「日常使うもの、大切なもの」を優先して収納していきます。はみ出たものは一旦「迷い中」の段ボールに入れておくのもよいでしょう。
また、せっかくベストと思って収納しても生活していくうちに、不便になることもあります。その時は収納場所や残したものの再検討を行います。
この一連の作業を生活の中に取り入れ習慣化すると、「せっかく片付けたのにすぐ散らかってしまう」という悩みはなくなると思います。最初の一歩が大切ですので、今のお部屋を何とかしたいと思ったら、お気軽に当社までご連絡ください。
不用品をかたずけて、本当に必要なもの、大好きなものに囲まれ、整理整頓された生活はこれからの人生のを豊さにもつながるような気がします。
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